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905 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/12(火) 10:54:13.79 ID:MtcfTksE0
男「おまえさ。自分で葉巻はふかしって言ってるのに、たまに肺に入れてるな」
女「葉巻は香りを楽しむ香水のようなものだ。そして、肺に入れると紙巻とは比べ物にならないレベルで味が変わる」
男「なのに、肺か」
女「葉巻は強いからね。たまにガツンと欲しくなるんだ。ライトボディなら案外平気だよ」
男「ボディ?」
女「葉巻の強ささ。ライト、ミディアムライト、ミディアム、フルミディアム、フルボディの順に強い。といっても、規定があるわけでもない」
男「そもそも、表記されていないものがほとんどだ」
女「煙草屋の店員が詳しければ、聞けばわかるよ。初心者のためにカットしてくれる店員もいる」
男「ふーん、扱っている店が少なそうだけどな」
女「ああ、実際少ない。見つけるのにも苦労した。だというのに、豊富に取り扱う店を近所のそごうで見つけたんだ」
男「近くの幸せは案外気づきにくいものだぜ」
女「肝に銘じよう」
男「ホントにな」
915 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/12(火) 11:32:29.35 ID:MtcfTksE0
男「ん、なにやっているんだ?」
女「ライターの手入れだ」
男「そういえば、芯とかってヤッパリ燃えるよな? どうするんだ?」
女「オイルライターの場合、芯……つまり、ウィックをピンセットで引っ張り、燃えた部分を切る」
男「ほう」
女「長いほど炎が大きくなるが、やりすぎると大きすぎる上に着火しにくい。それとこの方法は三回までだ」
男「さすがに短すぎるとオイルを吸い上げなくなるもんな」
女「ああ、その時は新品のウィックが売っているので交換する。オイルマッチはフリントが切れたら剥がして新しい物を貼り付ける」
男「あとは、今みたいに磨くだけか」
女「ああ、マーベラスは細かい部分が少しメンテナンスしにくいのが玉に瑕だ」
男「こだわりには面倒は付き物だろう?」
女「たまに、面倒を放り捨てたくなるがな」
917 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/12(火) 11:47:43.03 ID:MtcfTksE0
男「ガキが格好つけるためにマルボロをよく吸うよな」
女「そちらの方が格好悪いと思うがな」
男「やっぱりか」
女「ピースをダサいと言った未成年を一度張り倒したくなった。味や香りもわからずに吸うのは馬鹿げている」
男「なるほど」
女「キツすぎるや甘いのが嫌い、ならまだ許せるが。明らかに格好つけるために吸っている人間は、吸う必要が感じられない」
男「ふかしが格好悪いとか?」
女「ふかしにはふかしの良さがある。それもわからない奴ということだろう? そちらの方が格好悪い」
男「ふーん」
女「ただ、明らかに未成年だろう青年が、バットをカートン買いしているのを見た時は、少しにやけた」
男「ゴールデンバット、渋いな。カートンってことは、金欠でもないだろうに。味がわかればいいのか?」
女「いけないとは思うし、私が売る側なら売らない。だが、ちょっと応援したくなる気持ちがないと言えば嘘になる」
男「まあ、お前みたいに味がわかる上でこだわって吸うのはカッコイイよ。人前じゃあまり吸わないしな」
女「そうかい? それはよかった」
933 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/12(火) 12:11:42.11 ID:MtcfTksE0
男「なあ、お前ってさ。煙草を止める気はどこまでないんだ?」
女「死ぬまで。というか、たまにキミは禁煙を勧めるね? 止めて欲しいのかい?」
男「そういう願望がないといえば嘘になる」
女「ほう、煙草の香りは好きなんだろう?」
男「まあな。だが、寿命を削ってまでも、とは思えない」
女「ふむ、まあ、キミが鈍感なうちは止めないだろうな」
男「ああ、それにショートピースを吸っているような人間は、なかなか止められるようなもんでもないだろう?」
女「確かにその通りだ」
男「ん、なあ、葉っぱ付いてるよ。間抜けだな。唇のとこ」
女「おや、どこだい?」
男「右、右、あーもう、しょうがないな……ん」
女「あ………」
どう葉っぱを取ったかは、皆の妄想に任せる。寝る
>>1さん、お疲れ様でした!