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401-500
402 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/11(月) 01:53:55.58 ID:hbbBBB4N0
>>400
後日談
男「体力含めて、結構変わったな俺ら」
女「……いや、体力以外あまり変わっていない。私が断言するよ」
ピースうめぇマジでうめぇ
415 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/11(月) 02:46:09.33 ID:hbbBBB4N0
男「なにそのでかいキセル」
女「ゲームで、がんばれゴエモンってあっただろう?」
男「あったな。懐かしい」
女「喧嘩煙管といってね。江戸時代の頃。かぶき者。所謂、暴走族やチーマーに近い連中が持った武器代わりだ」
男「なんでキセルなんだよ」
女「町人は帯刀を禁止されていたからね。過激派した武士、所謂"旗本奴"と渡り合うために、これはキセルだと言い張ったんだ」
男「つまり、DQNの持つ警棒みたいなものか」
女「そうだよ。主に町奴と言われる集団が持った。印を入れて仲間の証にもしたらしい」
男「なるほど、当時の脱法武器だったわけか」
女「……吸えるかな」
男「そもそもお前ちゃんと扱えそうにない」
女「どこかの誰かさんみたいだ」
421 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/11(月) 03:08:52.29 ID:hbbBBB4N0
女「……煙草が切れた」
男「買いに行く?」
女「もう夜も遅いしな。億劫だ。シケモクで我慢しよう」
男「貧乏性」
女「甲斐性なしには言われたくないね」
男「あ、先っぽ千切っちゃうんだ」
女「燃えカス燃やしても旨いわけがないだろう? あとは中に残った煙を吐き出すだけだ」
男「味って変わるの?」
女「当然不味くなる。コレが葉巻なら気にならないんだが」
男「そういえば、葉巻はいつもシケモクしてるよな」
女「アレはそういうものなんだ。長いと二時間持つものもあるからな。一気に吸いきることなどできない」
男「そうやってゆっくりゆっくり吸うわけか」
女「何か色々と髣髴させるものがあるな」
422 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/11(月) 03:31:59.35 ID:hbbBBB4N0
男「はい質問です。なんでヒュミドールにはハサミやナイフが入っているんですか?」
女「目の前の男に襲われそうになったら刺し殺すため」
男「誰が襲うか!」
女「プレミアムシガー、あと一部のドライシガーは吸い口を自分で作るんだよ」
男「どういうことだ?」
女「外を包む葉をラッパーといってね。葉巻はラッパーで密封されているんだ」
男「めんどうだね」
女「だから、吸う部分を作らなくちゃいけない。ハサミやカッターで切り落とすんだ。吸い口で味も変わる」
男「そんなためにあったのか」
女「私は唇に葉が付かないパンチカッターが好きだ。だが、パンチカッターを使えない物もあるし、違う吸い口を楽しみたい時もある」
男「それで色々入ってるわけか。お前は本当に煙草には金に糸目がないな」
女「なに、女はたくさんの武器が合ってこそだろう?」
423 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/11(月) 03:41:20.21 ID:hbbBBB4N0
>>422
後日談
男「たぶん、吸い口を作る道具なんだろうが……どう見てもミニサイズギロチンがあった」
男「ちょっと怖かったなんていえない」
426 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/11(月) 03:45:39.06 ID:hbbBBB4N0
女「ふー……」
男「待ち時間はいつも思う。煙草ってこういう時便利だなぁって」
女「吸ってみるかい?」
男「遠慮しておこう」
女「そうか」
男「………」
女「……ふぅー…」
男「……雨やまないな」
女「ああ、やまないな」
男「……煙草美味しい?」
女「凄く美味しい……」
428 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/11(月) 03:48:03.45 ID:hbbBBB4N0
>>426
後日談
女「あ、洗濯物……」
男「はい?」
女「なあ、風呂とあとなんか着る物頼む」
男「俺はこういう時定番を外さないよ」
432 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/11(月) 04:09:28.90 ID:hbbBBB4N0
女「一つ、作り話をしよう」
男「ん?」
女「昔、あるところにな。女の子がいたんだ」
男「うん」
女「女の子はとある男の子が好きだけど、面と向かって好きっていえなくてな」
男「あー、経験あるわ」
女「それでも頑張って海に誘ったんだ」
男「ほう」
女「そしたらその男の子は、みんなで行くほうが楽しいと言い出して、結局みんなで行くことになった」
男「それで?」
女「そこで飛行機雲をみたんだ。女の子はそれが凄く綺麗に見えたんだ。おしまい」
男「え? 結局二人はどうなったんだよ」
女「作り話と言っただろう? 何で綺麗に見えたと思う?」
男「……女の考えることはわからん」
女「まっすぐに生きたかったんだよ。あー風があるな。煙草の煙が揺れている」
433 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/11(月) 04:15:52.79 ID:hbbBBB4N0
>>432
後日談
男「じゃあ、俺は一つ昔話をしよう」
女「ん?」
男「昔の話、今も大人になりきれていない女の子が居ました」
女「………」
男「その女の子が7歳の頃、動物園でゴリラにっアツゥ! 火の付いた煙草投げつけるな!」
女「手が滑った」
435 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/11(月) 04:33:45.93 ID:hbbBBB4N0
男「そのライター。火の着きいいよな」
女「マーベラスはフリントが大きいからな。火が付き易い。フリントと芯の距離も近い」
男「アルコール使ってるからじゃないのか」
女「それもある。ジッポの耐久性と防風性だけは勝てないが、他の性能は全て勝っていると思うがね」
男「実際ジッポの耐久性ってどのレベルなのさ?」
女「戦争しても壊れない。その自信があるから永久保証まで付けてある」
男「そんなの付いてたのか。よほど耐久性に自信があるんだな」
女「ああ、メンタル面的にぜひとも見習いたい」
男「ゴキブリに眉一つ動かさないお前がよく言うよ」
女「手が滑るぞ?」
男「ごめんなさい。か弱き乙女様」
436 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/11(月) 04:46:16.45 ID:hbbBBB4N0
女「ふむ……」
男「どうした? ジッポなんか見つめちゃって」
女「いや、無地のジッポーに刻印入れてみたいと思ってな」
男「無理やりすぎるな。壊れるぞ?」
女「耐久性あるんだから大丈夫だろう」
男「なんて入れるのさ」
女「まあ、私の趣味に走ることになるだろうね」
男「ピースの鳩とオリーブとか?」
女「いいね。でもそんな技術はないよ。せいぜいイニシャルだ」
男「自分の?」
女「誰だと思う?」
男「………」
438 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/11(月) 04:48:14.48 ID:hbbBBB4N0
>>436
後日談
男「(え? なに? 好きな相手とかいるのかアイツ!?)」
女「(……流石に直接的に言いすぎたか)」
442 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/11(月) 05:20:30.99 ID:hbbBBB4N0
男「おまえのヒュミドールって、葉巻きいれる箱。カッコイイよな」
女「あれか。高かったんだぞ」
男「ちなみにお幾らで?」
女「四万した」
男「あれってどういう意味があるんだ?」
女「葉巻は熟成させるものだ。湿度重要なのだよ。乾燥させるとだめになるし、高すぎるとカビが生える」
男「へー」
女「それと温度が高すぎてもいけない。一定を超えると虫が湧く」
男「それは見たくないな」
女「ドライシガーや紙巻きタバコなどには、余り関係ないように思えるが、湿度70%程度を維持すると味が非常に良くなる」
男「ほう」
女「特に安い紙巻きは、遊んでも懐がさほど痛くないからな。蒸留酒での加湿は味が絶妙に変化する」
男「随分と丁寧に扱ってるんだな」
女「そういう気質なのだよ。人間関係においてもね」
444 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/11(月) 05:29:59.68 ID:hbbBBB4N0
男「暇だな。何かやろう」
女「ふむ、コイントス。勝った方の言うことを聞くというのはどうだ」ピーイン!
男「表」
女「残念、裏だ」
男「……何させるつもりだよ」
女「こういうのはどうだろう?」
………
男「………コレでいいでしょうか? カツラなんてどこで手に入れた!」
女「……………」
男「おい、灰のびてるぞ」
女「キミ、二丁目で働いたらどうだい?」
男「俺が出せるあらゆる権限と能力を駆使して断る」
445 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/11(月) 05:32:20.21 ID:hbbBBB4N0
>>444
後日談
女「(メイド服とか……あーいかん。何を考えているんだ私は……)」
男「(今あいつの服着てるんだよな……立つなよ息子、父さんからのお願いだ。ミニスカートはヤバい)」